インスタのショッピング設定(商品を載せて売る準備)を、InstagramヘルプセンターとMetaビジネスヘルプセンターの公式情報で、確認できた範囲でまとめます。ただし、タイトルの手順は、2021年の元記事のものです。そのため、そのままでは通用しません。なぜなら、2025年9月から、購入の手続き(チェックアウト)は、ウェブサイトで行う形に変わったからです(出典:Metaビジネスヘルプ(ショップのチェックアウトの変更))。



ちなみに、この記事を読むと、次のことがわかります。
- 元記事から変わった点(今の仕組み)
- 公式で確認できた、設定の流れと審査(最大4週間)
- 承認されないときに、公式が案内していること
- 確認できなかったこと(断定しないこと)
インスタのショッピング設定(今の仕組み)は、元記事から大きく変わった
まず、Metaビジネスヘルプによると、2025年9月から、FacebookとInstagramのショップは、ウェブサイトでのチェックアウトを使っています。つまり、ショップでは、商品を見たり、比べたりするところまで。そして、購入の手続きは、販売者さん自身のウェブサイトで行います。
さらに、FacebookやInstagramの中で購入を済ませる形を使っていた場合は、チェックアウトの方法が更新されたか、ショップが非表示になっています。


たとえば、ご近所の八百屋さんが、店先に野菜を並べているとします。しかし、お会計は、少し離れた本店のレジでする、と決まったとしたらどうでしょう。つまり、ショップは「店先」で、チェックアウトは「本店のレジ」のようなものです。



インスタのショッピング設定(元記事の4ステップ)は、そのまま使えない
次に、元記事の「4ステップ」です。元記事では、①Instagramをプロアカウントにする、②Facebookでビジネス用のページを作る、③二つをつなぐ、④Facebookで商品カタログを作る、と説明していました。しかし、今の公式の案内とは、違う点があります。
- 設定する場所:元記事は、Facebook Business Suite。今の公式は、コマースマネージャ
- Facebookページ:元記事は、必要なように書いていた。公式は、Instagramのみで販売するなら、ショップの作成時にFacebookビジネスページを作る必要はない、と案内
- Facebookとの連携:公式のプロアカウントの設定では、任意(スキップできる)
- 審査:元記事は、自動で始まると説明。公式は、ショップ情報の審査に最大4週間かかる場合がある、と案内


インスタのショッピング設定(準備)は、公式のこの順番で
では、公式ヘルプで確認できた準備の流れを、順番に見ていきます。まず、ショップは、コマースマネージャで作成します。また、このツールでは、FacebookとInstagramでの商品と売上も管理できます。


インスタのショッピング設定(プロアカウント)に切り替える手順
次に、元記事のステップ1です。ただし、先に注意があります。今、アカウントを非公開にしている場合は、プロアカウントに切り替えると公開になります。しかも、承認待ちのフォローリクエストは、すべて自動で承認されます。だから、公開にしたくないときは、切り替えないでください。そのうえで、公式ヘルプの手順(アプリ)を、順番に書きます。
- 1. [プロフィール](または、右下のプロフィール写真)をタップする
- 2. [その他]をタップして、[設定とアクティビティ]を開く
- 3. [プロフェッショナル向け]の下の、[アカウントの種類とツール]をタップする
- 4. [プロアカウントに切り替える]をタップして、カテゴリを選ぶ
- 5. [クリエイター]または[ビジネス]を選んで、[次へ]をタップする
- 6. 連絡先情報を入力する(スキップもできる)
さらに、[Facebookにログイン]で、既存のFacebookページにリンクすることもできます。ただし、これは任意で、スキップできます。なお、リンクすると、広告やショッピングツールなどを使いやすくなる、と公式に書かれています。
また、公式によると、ビジネスアカウントは、小売店・ローカルビジネス・ブランドなどに向いています。一方で、クリエイターアカウントは、著名人・アーティスト・インフルエンサーなどに向いています。


ちなみに、プロアカウントは、非公開に設定できません。非公開の設定は、インスタの非公開アカウントの記事で、くわしくまとめています。さらに、ビジネス用のアカウントの考え方は、ビジネスアカウントを複数人で管理する方法の記事も参考にしてください。
インスタのショッピング設定(ショップ作成)は、コマースマネージャで進める
次に、ショップの設定です。公式ヘルプによると、はじめに、コマースマネージャのアカウントを作ります。また、Facebookビジネスページやカタログをまだ設定していない場合は、ショップの設定のときに作れます。
さらに、ショップをInstagramで公開するなら、ビジネスポートフォリオに、Instagramビジネスアカウントも必要です。そこで、設定のタスクは、公式の表示で、次の順番になっています。
- 1. ショップを作成する(コマースマネージャのアカウントを作ると完了)
- 2. ショップ情報を確認してもらう(審査)
- 3. カタログを最適化する
- 4. 配送プロフィールを設定する
- 5. チェックアウトURLを追加する
- 6. ショップを最適化する(任意)
- 7. [ショップを公開する]をクリックする
ちなみに、公式によると、Shopifyを使っている販売者さんは、ショップを簡単に作れます。ただし、ほかのネットショップのサービスについては、公式で確認できませんでした。


インスタのショッピング設定(審査)は、最大4週間かかることがある
次に、審査です。公式ヘルプによると、ショップ情報の確認が[未完了]のあいだは、コマースアカウントが審査中です。また、審査のプロセスには、最大4週間かかる場合があります。
さらに、審査のステータスは、コマースマネージャで更新されます。そこで、結果に基づいて実行できるアクションがあるときは、メールでも知らせてくれます。そして、審査が終わると、[完了]に変わります。


たとえば、友達の家に遊びに行く前に、「行ってもいい?」と聞くとします。そこで、返事が来るまでは、玄関のチャイムを押しませんよね。つまり、審査も、返事を待つ時間のようなものです。



インスタのショッピング設定(利用要件)は、公式では次の5つ
次に、元記事の「必須の5項目」です。公式の「コマース機能の利用要件」では、Facebookのプロフィールとページ、またはInstagramのプロフェッショナルプロフィールが、次の5つを満たす必要があります。
- 1. Metaのポリシーに準拠していること
- 2. 該当するビジネスとドメインを表していること
- 3. 所在地が、コマース機能を利用できる国であること
- 4. 信頼性を示すこと
- 5. 正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
ただし、要件を満たさない場合は、コマース機能を利用できなくなったり、プロフィールが停止されたりすることがある、と公式に書かれています。
しかし、元記事の5つとは、中身が違います。なぜなら、元記事の「有形商品」「ビジネスアカウントであること」「Facebookとの連携」は、この公式の5つの項目に出てこないからです。


インスタのショッピング設定(日本)は、「オープンベータ版」の国
さらに、日本の扱いです。元記事は、「日本も含まれているので安心」と書いていました。しかし、公式の「サポートされている国」のページでは、日本は「ショップとショップ広告の全機能のオープンベータ版」の国になっています。つまり、対象の国ではありますが、販売者さんによっては、一部の機能を利用できない場合があります。
また、ショップの所在地は、ショップが紐付けられているコマースアカウントの所在地で決まる、と公式にあります。ただし、どの機能が使えないのかまでは、公式で確認できませんでした。


医療・ヘルスケア製品は、コマースで許可されない
そして、売れるものの話です。公式のコマースポリシーのページによると、アルコール、ギャンブル、動物および動物関連製品、医療・ヘルスケア製品は、広告では制限付きで許可されても、コマースでは許可されていません。つまり、広告で宣伝できる商品でも、ショップでは販売できないことがあります。


インスタのショッピング設定(承認されない時)に、公式が案内していること
次に、タイトルの「承認されない原因と対策」です。結論から言うと、公式で確認できた内容は、元記事より少なめです。そのため、確認できた範囲だけを、2つに分けて書きます。


① ショップ情報の審査が、まだ終わっていない
まず、ショップ情報の確認が[未完了]なら、審査中です。つまり、最大4週間かかる場合があります。そこで、まずはコマースマネージャで、ステータスを確認します。
また、先ほどの利用要件の5つを、もう一度見直すのも手です。公式には、要件を満たさないと、コマース機能を利用できなくなることがある、と書かれています。ただし、「これを直せば承認される」とは、公式に書かれていません。


② 商品やコレクションが、承認待ちになっている
次に、商品の承認です。公式ヘルプによると、コマースポリシーに違反していることが分かると、アイテムやコレクションの承認が延期されたり、削除されたりすることがあります。また、通常、アイテムの審査は数秒で終わりますが、詳しい審査が必要になると、さらに時間がかかることがあります。
そこで、公式が案内している対応は、次のとおりです。
- 承認待ちのときは、カタログ内のアイテムやコレクションを、コマースマネージャで確認する
- コマースポリシーに準拠しているか、確かめる
- 誤って却下されたと思うときは、再審査をリクエストできる
- アイテムの審査では、名前と説明、ヒーローページも対象になる。コマースマネージャで編集できる
ちなみに、コレクションが承認待ちのあいだは、販売者さんには見えますが、ショップの買い物客には表示されません。
たとえば、友達にお願いごとをして、断られたとします。そこで、まず理由を聞きますよね。もし誤解だったら、その点を説明して、もう一度お願いします。つまり、再審査のリクエストも、これに近い流れです。



元記事の「作り直し」は、公式にないので書かない
さらに、元記事には、「商品カタログを削除してアップロードし直す」「アカウントやページを丸ごと作り直す」という対策がありました。しかし、どちらも、公式で確認できませんでした。そのため、対策としては書きません。


インスタのショッピング設定(使い方)は、見る側とタグ付けする側で
次に、タイトルの「使い方」です。まず、見る側です。公式によると、Instagramのショップは、iPhoneまたはAndroidのモバイルアプリでのみ使えます。そこで、見たいショップのプロフィールを開いて、[ショップ]をタップします。そして、商品を確認して、ショップのウェブサイトで購入します。


投稿に商品をタグ付けする手順
まず、公式ヘルプによると、商品のタグ付けには、条件があります。たとえば、13歳以上の方の公開アカウントで、アカウントが過去30日間アクティブ、ポリシー違反が2回以下、といった内容です。ただし、ほかにも条件があるので、くわしくは公式ヘルプで確認してください。
そこで、公式の手順(アプリ)は、次のとおりです。
- 1. [作成]→[投稿]をタップして、写真または動画を選ぶ
- 2. キャプションなどを追加する
- 3. [その他のオプション]→[商品をタグ付け]をタップする
- 4. 写真や動画の中で、タグ付けしたい商品の場所をタップする
- 5. 商品を検索して、選ぶ
- 6. [シェア]をタップする
ただし、iPhoneとAndroidで、[次へ]や[完了]が出る場所は違います。また、1件につき、最大20点の商品とショップをタグ付けできます。さらに、ショップを設定している場合、投稿でタグ付けした商品は、自動的にショップに追加されます。
ちなみに、商品タグ付きの広告を作るときも、商品タグ付きの投稿を宣伝するときも、ショップは必須ではありません。


インスタのショッピング設定(確認できなかったこと)の整理
まず、ここまでの中で、公式では確認できなかったことを、もう一度整理します。そのため、次のことは、ここでは断定していません。
- 元記事の「2018年6月にショッピング機能が始まった」こと
- 「有形商品のみ」「サービス・求人・ニュース・デジタルコンテンツ・知的財産権は対象外」「デジタル製品が禁止」といった説明(コマースポリシー本体のページが開けなかった)
- 「クリエイターで登録していたために承認されなかった。ビジネスに切り替えれば承認される」という説明
- Facebookでビジネス用のページを作る手順と、InstagramとFacebookをつなぐ画面の手順
- Facebook Business Suiteの[コマース]>[概要]で審査状況を見ること、[問題]から[審査をリクエスト]すること、異議申し立てフォーム
- 「再審査で通る場合もある」という説明
- 「商品カタログを削除してアップロードし直す」「アカウントやページを作り直す」という対策
- 「ホーム画面の買い物バッグのアイコン」「商品かごマーク」「フォローしているショップが投稿のたびにフィードに出る」という説明
- 「無料で使える」「小売業者に欠かせない」という説明
- Shopify以外のネットショップのサービスの扱い
- 日本で、どの機能が使えない場合があるのか
- 複数の写真を使う投稿の点数(公式のページ同士で数字が違うため)
- 審査のあいだに、どの準備を進められるのか


まとめ
今回は、インスタのショッピング設定(今の仕組み・審査・承認されない時)を、公式ヘルプで確認できた範囲で整理しました。まず、要点をまとめます。
- 2025年9月から、FacebookとInstagramのショップは、ウェブサイトでのチェックアウトを使っている
- ショップの設定は、コマースマネージャで行う。Instagramのみで売るなら、Facebookビジネスページは不要
- ショップ情報の審査には、最大4週間かかる場合がある。ステータスは、コマースマネージャで更新される
- 利用要件は、公式では5つ。元記事の5つとは、中身が違う
- 日本は、オープンベータ版の国で、一部の機能を使えない販売者さんもいる。医療・ヘルスケア製品は、コマースで許可されない
- 商品が承認待ちのときは、コマースマネージャで確認する。誤って却下されたと思うときは、再審査をリクエストできる
- 元記事の「作り直し」や、各画面の手順は、公式で確認できなかった








